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闇の箱

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□ 『研修』 □

『研修』 08 リペア(11)

 四日目の夜も、いつものように貞操帯を着けられたが、それは昨日までのように少女を守ってはくれなかった。その逆で、守るべき穴を責めてくる淫具どもの味方をしていた。ヴァギナにはバイブレーター、アナルにはビーズが最奥まで挿入され、クリトリスにはローターが当てられたまま、手を出すことが出来ないように隔てられた。尿道にさえカテーテルが差し込まれ、抜け落ちないように板に固定された。
 カテーテルは一昨日の昼間にも着けられていたが、尿道の敏感な粘膜に人工の管が触ると、痛痒さが込み上げてきて堪らなかった。その刺激が本来の目的である排尿を導くのだが、膀胱に溜まった尿を出し切ってまで着けっぱなしにされ、ちろちろと漏れ出すままにされたのだった。恥ずかしさに堪えられず腰をひねったりして身じろぎをすると、カテーテルの管の角度が変わって少し痛くなった。ましてや今はバイブレーターやローターやビーズや、弱い部分を攻める武器が満載されていた。これで身じろぎするなという方が無理というものである。想像しただけで記憶の中の痛みや痒みが襲ってきて、少女は憂鬱な気分になった。
 貞操帯を着け終わり、淫具のスイッチをひとつひとつ試して動作を確認すると、男はそのリモコンを見せびらかしながら言った。気が緩んでいるのではないかと。ヤられなきゃいいと思ってるだろうと。少女は心の内を言い当てられ、血の気が引いて、嫌な汗が出るのを感じた。
 男は言った。お前に手を出さないのは、その価値がお前にないからだと。入れられないのではなく、入れてもらえないのだと知れ。少女のような出来損ないの穴を使っても、自分は気持ち良くも何ともない。手でも口でも満足な奉仕が出来ないのに、マンコなら出来るなどとおこがましい。むしろ自分の肉棒では、少女が一方的に気持ち良くなるだけである。少女を気持ち良くしてやる謂われはないと。口では嫌がるようなことを言っていようと、本当は肉棒が欲しいのだろうと。
 そうではないと少女は抗弁しようとしたが、男はリモコンのスイッチを入れて少女をそれどころではなくした。股間の淫具が振動と回転を始めて、淫らな刺激を送り込まれた少女は、お腹を押さえてうずくまった。男は少女を見下ろして言った。今晩から寝るときもそれを着けると。動きはいいかげんで、弱くなったり強くなったり止まったりする。強い時には、イくのを堪えろ。自分だけさっさとイかないする特訓だ。弱い時には、イっていい。自分で乳首でも触って、ひとりでオナってイけるスケベな女になれ。止まっても休むな。マンコとケツを絞めて、バイブを感じろ。イかせて下さるちんぽに感謝して、気持ち良くして差し上げろ。その三つができるようになったら、自分のちんぽを入れてやってもいい。自分が入れてもいいと思えないくらいなら、奴隷失格である。売れなかった少女がどこでどうなるのかは、自分にもわからないと。
 男はリモコンを操作して、動きをランダムにした。するとランダムであるが故に、それは一旦すべての動きを止めた。少女は荒い息をつきながら男を見上げた。安堵の色が浮かんだ少女の顔を見て、その懇願の眼差しを受け止めると、男はリモコンの裏蓋を開けた。なかに入っていた一本の単三乾電池を取り出し、そのまま裏蓋を閉める。蓋がカチリという音を立てると、それがきっかけになったかのように、少女の躯に巣くった蛇が再び首をもたげはじめた。リモコンが力を失う様を見て少女は目を丸くし、そのままその目を見開いた。よほど淫具の刺激が強いのか、少女の口からは呻き声が漏れ、目の端からは涙が滲んだ。男は抜け殻になったリモコンを手の中から滑らせた。軽くなったリモコンは床を滑り、少女の脛に当たって止まった。せめてダイヤル式なら、今どんな設定になっているのか判ったものを。リモコンにはボタンが並ぶだけだった。状態を表していたLEDランプも、今は光を失っていた。
 電池だけ抜く意味など、本当はなかった。男はリモコンごと持ち去れば良かったのだ。リモコンが少女の手に委ねられたことなど、もとより一度もなかったのだから。あえて電池を抜き、リモコンを少女の手の届くところに置いたのは、少女の絶望を深める為である。両手を自由なままにしたのもその為だ。自分の意志ではない激しい快感の渦の中でもがく少女は、硬い金属板に阻まれようとも、股間に手を伸ばさざるを得ないだろう。力を失ったリモコンを捧げ持ち、無駄だと判っていてもボタンを押してみるに違いない。そして、自分がほんのひとつの単三乾電池や、たった一枚の薄い金属板に運命を左右されていることを思い知り、取るに足らない自分の存在を悟らざるを得ないだろう。その絶望の中で、自分の身体の奥深くをほじくられ、骨盤から背骨から脳髄まで響く衝撃を与えられて、何度も絶頂を極めさせられ、焦燥感を煽られ、睡眠を妨げられ、体液を搾り取られるのだ。

 人間の身体と、精神は強靱なもので、そのように快感に漬けられた苦しみの中でも、限界などというものはなかなかやってくるものではない。体の芯から頭の芯が痺れていき、快感がない時間のほうが短くなり、膣や尿道や直腸にモノがない状態のほうが不自然になり、次第にそれに順応していくのである。そして外したときには、快感がない状態にこそ違和感を覚えるようになる。常に股間にむず痒さを感じるようになり、常になにかが自分の体内に入っているように錯覚するようになる。しかし股をさぐってもなにもなく、なにもないことに寂しさを感じるようになるだろう。
 まして少女には、既に男性経験がある。初潮を迎えるよりも前から、熱く脈打つ硬い男根に貫かれている。膣を押し広げられ、子宮口に割り入ろうとする亀頭から、濃い精子を勢いよく注ぎ込まれている。最愛の義父のペニスが自分の膣内で与えてくれた悦びを、少女は知っているのである。それは、どんなによくできたバイブレーターであっても適いはしない。冷たい淫具に快感を与えられ、絶頂を極めさせられても、それは最高ではない。いずれ淫具がつくり出す刺激に慣れ、快感が当たり前になれば、それを超えるものを自然に求めるようになる。そして、少女の躯は既にそれを知っているのである。
 この特訓によって少女は、男の言葉通り、絶頂することとしないこと、躯を使ってペニスに奉仕することを覚える。そして快楽無しでは生きられない躯となり、男の肉棒無しでは満足できないことを知るのだ。憔悴と絶望の果てに。そうして少女は牝へと生まれ変わり、男の肉棒によって生き甲斐を与えられて生きる奴隷への道を歩み始めるのである。




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Date:2010/10/03
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Thema:官能小説
Janre:アダルト

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