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闇の箱

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□ 『孕む』 □

『孕む』 11 再開への休息

「さて、一息入れましょうか」
 あかねと、涙をこぼしている他の女達を見回して、藤堂が声を掛ける。
「そうですね。夜は長いですし~」
「これをどうにかせんといかんな、風呂にしますか」
 青柳が、あかねの血と羊水に塗れた手を掲げてみせる。
「風呂でゆっくり、赤ん坊の育て方について語り合いましょうか」
「特に躾の仕方についてですね」
「ああ、名前も考えないと」
「じゃあ風呂に。食事を用意させますので、後でいつもの部屋にどうぞ」
 黒井が立ち上がり、部屋の隅に重ねてあったバスローブを手にとって、男達に配る。
「すみませんね、黒井さん」
「あと今日は特別な珍味もありますので」
「珍味?」
「たった今出て来た、あかねの胎盤ですよ。中国料理では定番、若返りの秘薬です。翠くんが下ごしらえをしてくれるそうですので」
「そりゃあいい。精がつきそうだ」
「それをつまみに、あかねの初乳を絞って、乾杯といきましょう」

「じゃあお前達、聞いての通りだ。あかねの縄を解いて、身支度をして、乳を搾れるようにさせて連れてきなさい。メイドたちにも手伝わせるから。何人かは、風呂で私たちを洗う係にしよう」
 黒井が女達に指示を出す。
「ああ、瑠璃ちゃんは、さっきの賭の褒美を聞こう。風呂につきあいなさい」
 藤堂が手招きをする。
「ぐずぐずするなよ」
 女達はうなづきあい、指名を受けた瑠璃と、未だ余裕のあるもえぎ、火照った躯を満たしてほしい藍が、風呂へと行くために立ち上がる。もちろん、男達のように身を包むものが渡されることはない。後に続いて歩き出す女たちの気遣わしげな視線を最後に、音を立てて扉が閉まった。
 
 後には、未だ縄で縛られたままの、母親になったばかりのあかね。長い黒髪がぐしゃぐしゃに乱れ、口元には零れて乾いた精液がこびりついた紫織。太い肉棒で掻き回されながら必死で腰を振り、満足に立てなくなった桜子。裸のまま憔悴した3人の牝が残された。






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Date:2009/06/03
Trackback:0
Comment:1
Thema:官能小説
Janre:アダルト

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2014/12/21 【】  #

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