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闇の箱

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□ 『研修』 □

『研修』 07 ユーズド(5)

「いやあ、最近はどうもいけませんな」
「どこもかしこも、明るい話がないですからねえ」
「そうですな。なかなか、心休まりません」
「本当に、こうしてるときだけですね、安らぐのは」
 そう仰って、ご主人様はわたしの頭を優しく撫でてくれました。それだけでわたしはとても嬉しくて、いい気持ちになりました。嬉しくて思わず舌に力が入って、ご主人様のおちんちんの裏筋を勢いよく舐め上げてしまったら。ご主人様、びくびくされてしまいました。
「ははは、まったくですな」
「それにしても、あなたの仔たちは、どの仔も躾が行き届いていますな」
「いやいや、こいつらの好きにさせているだけですよ」
「喧嘩もせずに仲良くテクニックを勉強し合っているというのは本当ですか」
「ええ、不思議と、自分たちでやってくれるんですよ」
「凄いことですよ、なかなかそうはいきませんからねえ…」
 それは、ご主人様が優しくしてくださるからです。私たちはご主人様が大好きで、ご主人様も私たちみんなを可愛がってくださるから、一生懸命にお仕えできるのです。ご主人様にご奉仕しながら、ご主人様と倶楽部の会員の方々のお話を、聞くともなしに聞き、わたしは誇らしく思い、胸が熱くなりました。

「どれ、ちょっと味を見せていただけますか」
「いいですよ、どうぞ。香子」
 ご主人様がそう仰ってわたしのリードを、お隣に座っていた方にお預けになったので、わたしはご主人様にご奉仕するのを止めました。その方の元にいた子と、リードが絡まないように気をつけて、場所を入れ替わります。四つん這いになってすれ違う時、ちょっとだけ目が合いましたが、すぐに逸らされてしまいました。わたしはドレスを着ていましたが、その子は裸で首輪だけを付けていたので、恥ずかしかったのかもれません。体つきもまだ幼かったし、奴隷になって日が浅いのかも。
 そんなことを思いながら、彼女のご主人様の元に参りました。
「香子と申します。お気に召しますよう、精一杯ご奉仕させていただきます」
 毛足の長い絨毯に三つ指を突いてお辞儀をします。するとその方、仮にA様とします、は云と小さく言って、わたしのリードをお引きになりました。わたしは顔を上げて、一度にっこりと微笑みました。ご奉仕をさせていただく前には、必ずその方のお顔を見て笑うこと。それが私たちの家のマナーです。
 失礼します、とお断りをして、椅子の下にあるウェットティッシュで、絨毯に触った手を清めてから、A様の足の間、おちんちんの前まで、膝立ちで進み出ます。先ほどまで彼女がお口でご奉仕していたそのおちんちんは、彼女の唾液に塗れてぬらぬらと黒光りしていました。ご主人様のものを見た彼女も、同じように思うことでしょう。充分に固くそそり立っていたので、わたしは根本と玉に手を添えるだけして、そのまま口で咥えました。
 そのおちんちんは、ご主人様のと比べると、少し柔らかかったですが、細長くて、根本まで咥えようとすると、喉の奥まで届いてえずいてしまいそうでした。なので、根本の方は唾液で滑らせた指でゆっくり刺激しながら、ぎりぎりのところまで口の中に咥えて、舌でべろんと舐めていきます。
彼女の唾液なのか、先っちょから出てくるお汁なのかはわかりませんが、すこし甘いような感じがしました。
「おお…うまいぞ…」
 そう仰り、A様はリードを通した右手をわたしの頭に置かれました。そのままゆっくり押すように手を動かされたので、わたしはそのリズムに従って、ご奉仕を続けました。
「この仔も、なかなかいい舌使いですね」
 ご主人様の声が聞こえてきました。
「そうそう、訊こうと思ってたんだが、新しく買ったんですか、その仔。初めてだと思うんだが」
 別の方が、A様にお尋ねになりました。
「いや、これは知人から借りてるんですよ。ちょっと鍛えてくれと頼まれまして」
「ほう、それはそれは」
「双子の片われでね。いつまでも同じじゃつまらんということで、好きなように遊んで仕込んでくれと言われまして」
「おお、そういう遊び方があったか…」
「それは面白そうですな」
「どれ、あとでこっちにも回してください」
「今度、もうひとりの方も借りてきてくださいよ」
 わたしは、横目でちらりとご主人様の方、話題の彼女のことを見ました。彼女は、顔を真っ赤にして、わたしのご主人様のものを咥えていました。聞こえないふりをしながら一生懸命にご奉仕していましたが、ちょっと、悲しそうでした。本当のご主人様やお姉ちゃんと離ればなれで、寂しいのでしょう。わたしなら、それは嫌だなあと思いました。

 その後、また入れ替わりがあって、今度は初めてお会いする方の元に参りました。また仮にB様としておきます。ご挨拶を済ませると、B様は胸を出せと仰いましたので、わたしは膝立ちになって、ドレスの後ろのチャックを半ばまで下げ、胸をはだけさせました。
 このドレスは、わたしたちのためにご主人様がつくってくださったもので、とても気に入っています。白のフリルやレースがたっぷりのふわふわしたドレスで、身に着けるとマシュマロになったような気分になるのです。何度かパーティに連れて来ていただきましたが、こういったドレスを着ている子たちはそんなにいなくて、しかもわたしのが一番かわいいかもと誇らしく思ったことがあります。 
 可愛いドレスですが、もちろんご奉仕のときに邪魔にならないようなデザインになっています。四つん這いになったときに裾を踏まないように、スカートの丈は膝上と短いものですし、今のようにおっぱいを求められたときにはすぐにお見せできるように、肩紐や袖はありません。もちろん、このチャックを最後まで降ろせば、すぐに身体から脱げ落ちて裸になれるようになっています。
 私は、めくれたドレスとアンダーカップの間に両腕を差し入れて、おっぱいを軽く持ち上げて差し出しました。ご主人様に揉んでいただくようになってから、一回りも大きくなりましたが、元々がそんなに大きいわけではないので、どうしてもちょっと寄せて上げて、格好をつけたくなるのです。ですが
「手はどけて、手でしなさい。足も開いて」
 わたしのささやかな見栄はあっけなく終わりました。わたしは言われたとおりに、膝立ちのまま足を開き、手をB様のおちんちんに伸ばしました。B様もわたしの胸に手を伸ばされ、下から救うように揉み始められました。親指で乳首を弾くようにされると、痺れるような気持ちよさが広がって、手が止まりそうになってしまいます。しばらくそうしていましたが、いきなりB様が右足を上げられ、親指でわたしのおまんこをお触りになりました。
「んっ」
 わたしはびっくりして、思わず声が出てしまいました。足の指を使われたのは初めてだったのです。そのままB様の手はわたしの胸に、足はおまんこにという体勢で、わたしはいじっていただきました。足の親指は短いけれど太くて、割れ目をこじ開けられて中に入れられると、新鮮な感触でした。爪が伸びていたので、クリトリスを嬲られたときには、ちょっと痛かったです。
「よし、むこうを向いて、入れろ」
「はい…。失礼いたします」
 いよいよ、今日初めてのおまんこでのご奉仕です。わたしは立ち上がって、足を開き、おまんこに両手を差し入れて、精一杯がばっと指で左右に開きました。そのまま身体を折り曲げて、おまんこの濡れ具合をB様に見ていただきます。股の間から覗き込むようにして、おちんちんの位置を確かめて、おまんこを近づけていきます。ぱっくり開いている小陰唇のなかにおちんちんの先っぽが当たる感触があったら、そのまま腰を下ろしていきます。
「んいっ、ああっ」
「おおぅ…」
 さっき、手でしごいていた時にも思いましたが、B様のおちんちんは太く、中に入れてみるとそれがさらによくわかりました。歯を食いしばっても、思わず声が出てしまいました。
「おおう…いいぞ…しめてくる…」
 普段は、ご主人様のおちんちんしか入れていただくことはないわたしのおまんこは、その大きさ太さに合うようになってきているのかもしれません。特に締めているつもりはなかったし、わたしの方も普段よりも押し広げられ、膣の壁をこすりあげられて、ちょっと辛かったです。
「ありがとう…ございます…あぅんっ」
「いいですね、この仔は。さすがの出来で」
「いやあ、恐縮です」
 気づかぬ間に、わたしのちょうど真向かいの位置に、ご主人様がいらっしゃいました。ご主人様も、先ほどの双子の片われという彼女をテーブルに押し倒して、始められていました。小柄な彼女にはきついのか、少し辛そうな声を漏らしていました。それはわたしも同じだったのですが。
「ん、んふう…あ、あうんっ」
 いわゆる背面座位の体勢なので、わたしが動いてご奉仕しなくてはならないのですが、わたしが腰を上げるよりも、B様が突き上げられる方が強くて、わたしはされるままになっていました。次第に痛みや辛さは消え、爆発するような気持ちよさだけが残って、わたしもたくさん感じてしまいました。胎内に熱い精液が飛び出してくるのが感じられ、B様の動きがゆっくりになるまでのことは、よく覚えていません。

「はあ…はあ…」
 B様はしばらくはそのまま、余韻の出し入れを楽しんでらっしゃいました。奥の方で出された精液が、わたしの愛液と混じって、ぐちゃぐちゃと泡のように出てきていました。
「ふうー…良かったですよー、この仔」
 わたしを抱いたまま、B様がご主人様に仰いました。ご主人様も、最後は後ろから攻めて満足されたようで、相手の彼女は崩れ落ちて床に寝そべってしまっていました。
「それは…良かったですね…」
「いやいや、ほんとに。さすがの躾ですね」
 B様がわたしの胸を揉みながら、そう上機嫌に仰っていました。満足していただけたのはいいけど、そろそろ抜いて欲しいんだけどな…。そんなことを思っていたら、B様がとんでもないことを仰って、心臓がどっきりしてしまいました。
「そこの仔じゃないけど、この仔、しばらく貸してくれませんか」
 え…ちょっと…。慌ててわたしは、ご主人様を見つめてしまいました。B様に抱かれたまま…。
「そんなに気に入られましたか」
 ご主人様は笑っている…ごしゅじんさま…。
「いや、すみませんが、香子はまだ買ったばかりなので」
 ご主人様がそう仰ってくださり、私はほっと息をついてしまいました。よかった…ご主人様…。
 けれども、その次にご主人様の口から出た言葉は、思わず耳を疑うもので、わたしの理解を超えたものでした。
 
「今、そろそろ手放そうと思ってるのがひとりいるので、なんでしたらお譲りしてもかまいませんよ」




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Date:2009/10/14
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Thema:官能小説
Janre:アダルト

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